プラタナスの葉末に

ごはんのこと、医療のこと、日ごろ思うこと

独りで生きるという事


Gnossiennes No. 5 - YouTube

 

今週、医師国家試験がありました。

医師国家試験は多肢選択式500問で3日間あります。

受けたその日に自分の合否がなんとなくわかるようになっていて、なんとも便利な時代。

 

さて、4月から社会人ということもあり、

このところよく自分の未来について考えます。

特に自分の死に際について。

同級生が死に、また実習で何人ものガン患者を診てきたせいかもしれません。

 

俺は子供を持たないと決めているので

きっと独りで死んでいきます。

この2、30年で祖父母が死に、両親が死に

そして、彼女が死ぬ。

大切な人が1人、また1人と死んでいき、

最後に俺だけが残され、独りで病と戦い、

誰に看取られることもなく、独りで死んでいくのでしょう。

 

と、こんなことを発作的に考えてしまい、怖くて仕方なくなることがあります。

 

死はどんな人にでも平等にやってきます。

 

俺の患者さん、じーちゃん、ばーちゃん、友よ

死ぬ瞬間ってどんな感じやった?